常識的右派の思う「次世代」惨敗の理由

古谷経衡と云う評論家は、9条「改正」、自主防衛を主張する右派であるが、差別主義や排外主義にも手厳しい言動で有名だ。
 
 勿論、私とは相容れない思想の持ち主だが、聞く価値はある論者だと思う。

 その、常識的右派の分析した「次世代の党」惨敗の原因究明が面白い。

 要するに、所謂「ネット右翼」を取り込めば、十分に議席を確保出来、自民党の右傾化政策のブレーキとなっている公明に変わって、キャスティング・ボードを握れると思ってしまった・・・、これが最大の誤算だった云う事のようだ。

 【選挙「唯一の敗者」とは?「次世代の党」壊滅の意味とその分析】と云うコラムで彼は言う。

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「ネット保守」の中でも、更に右派色、保守色が強くなればなるほど、次世代の選択肢が増えていくことは興味深い。在特会に代表される、「ネット保守」の中にあって最も過激な「行動する保守」に親和性を感じてる人々の多くが、SNS上などでこぞって次世代の党応援を打ち出していたことからも、その傾向は伺える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上引用
 
 この在特会に代表される「行動する保守」にすり寄ってしまった「次世代」の姿をみて、

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端的に言えば「自民党より右」の存在を、有権者が明確に拒絶した、ということである。今次の選挙を通じて日本人が出した答えは、「安倍政権を積極的に全肯定はしないが、強く否定はしない。でもあんまり過激なのは駄目だよ。とりあえず2年じゃ分からないから、もうしばらくやってみては」という事に尽きると思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上引用
 
と言う。
 「ネット右翼」の中の「行き過ぎた過激な言動をする右翼」以外の人達が、「次世代」から離反して、この現実的な保守層に合流してしまったと言う事だ。

 古谷氏は、ネット右翼の中の「差別主義者や排外主義者」に、「次世代の党」が迎合してしまった例として以下を挙げている。

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【タブーブタのウソと「穏健なネット保守層」の離反】

次世代の党がPRのために製作した「タブーブタのうた」というネット上の広報ビデオも、各方面で物議をかもした。その中では「生活保護のタブー」と称して、「日本の生活保護なのに 日本国民なぜ少ない 僕らの税金つかうのに 外国人なぜ8倍」というフレーズが登場した。

日本の生活保護は、その97%が日本人世帯に支給されているのであって、「日本人は少ない」どころか、日本人の受給が圧倒的である。

「外国人なぜ8倍」というのは、次世代の党の公式見解では「在日コリアンの受給世帯の割合と日本人の保護人員を比べたのも」というものだが、そもそも人員と世帯を比較することはかなり無理がある。「外国人」と謳っているのに、実際に指し示すのは「在日コリアン」であり、その数字にも統計的な根拠はない。ちなみに、在日コリアンの生活保護受給世帯の割合は約14%と、全世帯の受給率3.1%の約4.7倍と成る。

確かにこれは高率だが、それなら「在日コリアンの受給率なぜ4.7倍」とするべきであって「外国人なぜ8倍」のフレーズの根拠はやはりない。4と8では全然違う。こういう細かいところに、政党の善悪を判断するバロメーターがある。有権者は冷静にその部分を見つめている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上引用

http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20141215-00041509/

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