徹底している近親婚の排除(韓国)

遺伝子がどうの、DNAがどうのと、恰も科学的根拠が有るかのように或る人種の特殊性を論うのが、差別主義者の常套手段だ。

 そして、韓国の方が良く言われるのが近親婚である。

 現実はどうか?韓国ドラマを見ている方は、全く逆のケースをよく見るであろう。

 権力者が、その基盤の維持をするために近親者同士で婚姻関係を持つことは、洋の東西を問わず有った。
 それは、朝鮮半島でも日本でも例外では無かった。・・・それは昔の話だ。

 しかし、朝鮮では李朝になってからそれが一変する。

 それが、つい最近まで続いた、「同姓不婚」の制度だ。

 「同姓不婚」と言っても、同じ姓なら無条件で結婚できない分けではない。上位5姓で人口の半分を占める韓国では、考えられない事だ。

 正確に言えば、「同姓同本不婚」である。「同本」とは「本貫」を一にするという事だ。
 「本貫」とは、同一父系氏族集団が発祥した土地を指し、ここが同じである姓集団は、その一族の構成員と看做すという事だ。

 例えば、韓国で一番多い名字である金(キム)氏。金氏は韓国では約1,000万人、全体人口の22%を占めている!
 そして、その金さんを「発祥地」別に分ける・・・、住んでいる場所では無く、その一族が発祥した場所である。

 要するに同じ金さんでも一族の発祥の地が異なれば血縁関係も薄く、結婚できるという事だ。

 ところが、一方で、こんな恐ろしい事もある。

 金さんのうち、400万人以上が、金海(キメ)という所を発祥地とする一族である言う事実だ。
 要するに、ソウルで知り合った金さん同士のカップル・・・、男性が金海の出身だとすると、女性も金海である確率は、2/5ということになる。長い間、この二人は2/5の確率で結婚できなかったわけだ。

 それ程に、韓国では近親婚を忌み嫌っていたと言える。

 ただ、同姓同本は結婚は出来なかったが、逆に団結力や親近感は生れ安いとも言えた。

 しかし、その「同姓同本不婚」の決まり(民法第809条第1項)も、1997年にやっと憲法違反の判決がでて終焉を迎えた。
 
 最期に、それでもなお、韓国では、2005年の法改正でも近親婚は傍系8親等以内禁止であり、それは、日本より、まだまだ厳しい状況に有ると言える。

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