謙虚な天皇と醜悪な右翼

私自身、天皇制そのものには些か懐疑的な考え方を持っているが、今日の天皇の発言を聞いていると、少なくともこれまで憲法を心から尊重し、象徴としての立場を愚直に守り続ける老人の姿を見た感じがした。

 差乍ら老舗の暖簾を守り続けた親父が、そろそろ息子にその座を譲らないと・・・と思っていたが、なかなかそれが許されない環境で、このままでは自分の葬式と息子の門出が一緒になってしまうと言う焦りが、何とも微笑ましくも見えた。

 日本人の統合の象徴と言う地位が、どんなものなのか?この老人は神から人に変わった父親の姿を見ながら自分なりに考えて来たのであろう。

 父の犯した過ちによって命を絶たれた人々を、人生をかけて慰霊し続けた・・・、と考えるのは、少し穿ちすぎた見方かも知れないが、私はそうであって欲しいと思う。

 淡々と国民に向かって愚直に自らの行く末を訴えかける言葉は、あくまでも謙虚であり、確かにこれが日本人の象徴的な態度であると思えば、それも悪くないと思ってしまう。

 それにしても、事ある毎に、戦争を美化し、隣国を蔑み、争いを煽る右翼勢力が、この謙虚でもの静かな老人を最も「敬愛」していると言う事実をどう解釈したら良いかのか?

 先ずもって、そんなに天皇制が素晴らしいと思うなら、少しはこの老人の振る舞い方を、自分たちの象徴としてもらいたいものだ。

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