障がい者は不幸と云うレッテルの非情「津久井やまゆり園事件」

19の命(NHK)【津久井やまゆり園事件」関係者への聞き取り】

http://www.nhk.or.jp/d-navi/19inochi/

被害者「67歳の男性」

元施設職員(男性・70代)

10年以上担当させてもらいました。私をすごく慕ってくれて、シーツ交換や掃除などの仕事をよく手伝ってくれました。シーツは部屋の外にまとめて出してくれるなど丁寧な仕事ぶりですごく助けられました。草むしりや畑仕事もよくやってくれていて、以前、園で飼っていたヤギやニワトリの世話もしてくれました。いろいろと教わったり教えたり、今思えばいい相棒でした。
演歌が好きで、北島三郎さんのテープを100本近く持っていて、夜はいつもヘッドホンでテープを聴いていました。そのまま寝てしまうことも多く、夜の巡回の時にヘッドホンを外してあげたことを思い出します。一番思い出に残っているのは、横浜市のホールで行われた北島三郎さんのコンサートに2人で行ったことです。社会勉強のために電車を使って行き、切符も自分で買うことができました。会場で同じ湯飲みを2つ買うのでどうしてだろうと思ってみていると、そのうちの1つを「これはね、先生に記念にあげる」と言ってプレゼントしてくれて、本当にうれしかったです。その湯飲みを仲間にもうれしそうに自慢していました。私も、もらった湯飲みはそれからずっと自宅で使っていて、今も湯飲みを見ると彼のことを思い出します。亡くなったことを聞いた時には、まさかと思いました。なんで、あんないい人が亡くならなくてはいけなかったのか、今もわかりません。

元施設職員(男性・50代)

洗濯物をたたんだり、入浴の後に、利用者の脱いだものを洗濯物置き場に持ってきてくれたり、とてもよく職員を手伝ってくれたことが記憶に残っています。すごく助かっていました。外部から園に来た人だと、彼が職員なのか、利用者なのかわからないような感じで、私も最初は職員かと思ったくらいです。非常に温厚な方で入所者のリーダー的な存在でした。畑仕事が好きでイモ掘りで収穫したイモを調理して食べたりして楽しく過ごしていました。虫も好きで若い頃はよくカブトムシやクワガタを採っていたそうです。亡くなられたと聞いて、初めは、まさか、信じられないという気持ちでした。あんなにしっかりしていたのに、何でこの人がという気持ちです。

元施設職員(女性・70代)

職員から「準職員」と呼ばれるほど、本当に頼りになる人でした。入所者どうしのけんかがあっても、間に入ってやめさせてくれたこともありました。職員やほかの入所者たちからも一目置かれていて、私も本当に助けられました。演歌が好きで、特に北島三郎さんが大好きで、よくテープを聴いていました。

・・・・・一部引用

 この老人の人生を誰が「不幸」と言えるであろうか?この老人の人生も知らず、ただ障がいを持っていると云う一点で不幸と決めつける「健常者」の精神の貧しさこそ不幸と呼ぶに相応しい。

 どうしようもない障がいを背負っても尚、人は幸せに生きる事が出来る。

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この記事へのコメント

明白了
2017年01月27日 04:53
NHKは、なかなか力を入れてこの取材していましたね。同じテーマで何回も取り上げていたのはまだまだNHKと記者の良心を感じられました。この亡くなった方を、見守っていた介護職員の人々の素晴らしさも同じく印象に残りました。

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