重い差別問題をさらりと描く「あん」

「この世界の片隅に」もそうだったが、重い現実を何気ない日常に投影する手法が、心の奥底に滲みこんでゆく事が有る・・・、そんな映画が「あん」であった。

 小さなどら焼き屋さんを営む主人公・・・、カワは上手に出来るのだが肝心なあんに自信が無く、業務用で誤魔化す。店のお客もボチボチの入り・・・

 そんな時、アルバイトの求人にこたえる老婆が現れる。実はこの老女・・・、あん造りの天才であった。そのあんの魔力によって店は大繁盛・・・、しかし、老婆にはある秘密が・・・。

 重い現実を背負って生きて来たこの老女を演じるのが樹木希林、そして彼女や主人公と交流する女子中学生を希林の孫・内田伽羅が好演!

 そこにあるのは、理不尽な差別問題だが、上手に力を抜いて描いてゆく映画「あん」・・・。ドリアン助川の原作も河瀬 直美の画造りも良いが、何と言っても樹木希林・・・、存在感は抜群である。

画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

そうずら
2017年01月10日 07:20
私も見ました。ドリアン助川の原作とは知りませんでした。淡々とこういう重いテーマを演じる樹木希林という女優のタダモノではない魅力を感じました。本当に、良い映画だと思いました。

この記事へのトラックバック