本末転倒な加戸証言

安倍サポーターからは評判が良かった加戸前愛媛県知事だったようだが、議事録を読むと本末転倒の証言が見られる。

 例えばこの発言だ。

「薬学部、医薬分業がありまして、いっぺんに入学定員が6000人近く増えました。大学の数も2倍近く増えました。でも、そのことにかんして、需要ではどうだ、供給ではどうだ、挙証責任がどうだ、誰も問題にされていなかったと思います。で、いま、何が起きているかというと、今後何万人という薬剤師の過剰供与、それをどうするかというのが深刻な問題だということになっています」

 これが本当なら、「薬学部の新設は薬剤師の需給バランスを考えない間違った選択で、獣医学部の新設ではその轍を踏まないようにしなければならない」と結論づける事が文科行政の経験のある人間の判断であろう。

 しかし、加戸はそういう結論には達しなかった。

「その、なんと言うんでしょうか、イビリばあさんじゃありませんが、薬学部ならどんどんつくっていいけれども獣医学部はビタ一文ダメと、こんなことは一体この国際化の時代に、欧米に遅れてはいけない時代に、ありえるんだろうかというのが私の思いでまいりました。屁理屈はいいんです」

 薬学部は需給バランスを無視して作っているのに獣医学部はダメだとは不公平だという論理だ。馬鹿々々しくて記事にする価値も無いと判断した新聞社も多かった。

 更に驚いたのは、「何が加計ありきだ、愛媛は12年間加計ありきだ」という発言だ。開設を訴える側が、どこの学校と組もうが、その組んだ相手と何十年訴え続けようと、それは単なる粘り強い陳情でしかなく、許可を出す側が「先ず、加計ありき」と結論を出してから白々しく公募を行う様な背信行為とは全く違う次元の問題だという事だ。

 月曜日からの予算委でも同じような証言を繰り返すのであろうが、本質とかけ離れた加戸証言なら完全無視で構わないであろう。

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この記事へのコメント

明白了
2017年07月24日 06:07
カトちゃんペッ!

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