テーマ:歌舞伎

感情表現から身体表現へ「ザ・カブキ」(振付:モーリス・ベジャール、東京バレエ団)

 バレエ版の「仮名手本忠臣蔵」である。歌舞伎の演目の中で最も有名な忠臣蔵をバレエになおす・・・、外国人が無理やり白塗りにして着なれない着物を着て、中国風の音楽を付けてしまう「勘違い舞踊」が有るが・・・、この「ザ・カブキ」に関して言えばその心配はない。ベジャールの振り付けは、歌舞伎という感情表現劇を見事な身体表現に変換していた。  …
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師走大歌舞伎 初日 「怪演亀蔵 らくだ」「好演松緑 蘭平物狂」

 先ずは「らくだ」・・・、これは片岡亀蔵のさんの怪演が光る!  私にとっては、「らくだ」と言えば江戸落語・・・特に談志さんの高座が好きだったが、こちらは上方の噺を歌舞伎に直した舞台だ。  地味な舞台道具、登場人物の衣装もそれ程派手ではないこの演目・・・、確かに舞台にしても面白いのだが、逆にそれを全て一人で演じ切ってしまう点で…
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「村上海賊の娘」は歌舞伎芝居だ

 小説「村上海賊の娘」(和田竜著)を読みました。5月1日から5日まで瀬戸内を旅するので、そこが舞台の小説でも読もうと思い、あまり考えも無しに手に取ったのですが・・・、やられてしまいました。  物語は、織田と毛利が大坂本願寺(後に石山本願寺と呼ばれる)を巡って戦う「第一次木津川の戦い」の発端から大詰めに至るまでを、毛利方の村上水軍、…
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好対照・深夜のTBSアニメ「カブキブ」「クロックワーク・プラネット」

4月から始まった深夜時間帯のTBSアニメ・・・  先ずは、SF大作「クロックワーク・プラネット」  1000年前に「滅んでしまった」地球は、天才時計技師が残した仕掛で何とか命脈を保っている。  そのシステムもそろそろオーバーフォールの時。天才技師の後継者?ナオトと彼の所有する自動人間リューズ・・・、時計技師マリー・ブレ・ベ…
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7月大歌舞伎千穐楽

26日の火曜日に、海老蔵・猿之助の7月大歌舞伎午前の部を見物してきた。 先ずは、柳澤吉保の「出世~破滅まで」を描いた『柳影澤蛍火』だ。 注意しなければならなのは、狂言は全くのフィクション・・・、悪人に描かれる事が多い柳澤の内面にフォーカスを当てた人間ドラマとなっている。 ・・・とは言っても、主人公は柳澤…
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保護されないプライバシー・・・頑張れ!成田屋

「がんのステージは?」そこまで聞くのか?と思った。海老蔵さんは、一瞬言い淀んだが、「比較的深刻」という言葉で何とかそこを「乗り切った」。  公的な問題は、徹底した情報公開が必要だが、私的な問題なら、当然個人情報は守られなければならない。  海老蔵さんは彼流の「軽やかさ」を見せながら最後まで頑張った。  それならな、最後…
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蜷川さんの死

 厳しい演出で知られた蜷川さんも病魔には勝てなかったですね。残念です。  舞台は、映画の様に、その役者の最高の演技を繋ぎ合わせて作る事が出来ないから、常に一定水準以上の演技レベルを求める事は当然でしょう。それが、高いお金を払って見に来てくれる観客に対する礼儀だから・・・、それが厳しい演出の最大の理由だったのでしょう。  シェ…
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日本の舞台技術の凄さ「内子座」

四国の芝居小屋と言えば「金比羅歌舞伎=金丸座」なのですが、愛媛にも「内子座」という小屋が有ります。 今年の2月に100周年を迎えたこの芝居小屋は、内子町の旦那衆の尽力に依って作られた本格的な劇場で、花道や二階席はは勿論、回り舞台やせり・すっぽんも備えています。 一時は椅子席を入れた映画館に改修されたり、そ…
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歌舞伎座「四月大歌舞伎」

歌舞伎座四月大歌舞伎の初日である。  先ずは、仁左衛門さんの「彦山権現誓助剱」から杉坂墓所と毛谷村である。  初日と言っても仁左衛門さんにとっては初役ではないので安心して見ていられる。  この狂言は、毛谷村六助(仁左衛門)による剣術師匠の仇討ち話であるが、歌舞伎に良くある、偶然を因縁で処理して行く「…
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宙乗り・本水・早替わり「ワンピース」

本日は、遅まきながら演舞場にて「ワンピース」の見物。4時半開演なのに、新橋にはお昼に到着。先ずは昼の部が始まって閑散としている玄関口を撮影。 その後汐留で、シンガポール料理で腹ごしらえ…これが、中々の美味!鳥エキスで炊き込んだ長粒種のご飯が良い! そして、旧新橋停車場を見学…、更に、演舞場前の…
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NINAGAWA「十二夜」

久しぶりに旧歌舞伎座2007年の「十二夜」を見ました。  シェークスピアの過剰とも言える直喩や隠喩の羅列は、セリフの「外連」と言って差し支えないでしょう。  そのセリフに、歌舞伎独自のダイナミックな舞台装置や衣装が組み込まれたらもう「外連ワンダーランド」・・・、やっぱりシェークスピアを土台としても、そこに築かれてるのは確実に…
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歌舞伎「ワンピース」全貌が明らかに

10月から2か月間新橋演舞場で上演される歌舞伎「ワンピース」の全貌が明らかになりました。  猿之助さんは、主人公ルフィの他、ハンコック、シャンクスの3役を演じます(早変わりなんて有るのかな?)  更に他の配役は以下の通りです。 市川右近…白ひげ 坂東巳之助…ゾロ、ボン・クレー、スクアード …
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BS-NHK歌舞伎「南総里見八犬伝」中継

S-プレミアム 2月2日月曜日午前0時30分(2月1日24:30)~ 平成27年1月に公演が行われた、国立劇場の初春歌舞伎公演 通し狂言「南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)」全五幕九場を放送。 平成27年1月に上演された、国立劇場の初春歌舞伎公演 通し狂言「南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)」をお送りする…
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通し狂言「南総里見八犬伝」(国立劇場)

お正月気分もすっかり醒めた頃なのに、三宅坂の国立劇場はまだまだ華やか!楽しい舞台を味わう事が出来ました。  音羽屋の親方は、本来なら主役である犬塚信乃が当たり役なのですが、今回は菊之助さんに譲り、道節と演出に回ったようです。  発端から扇谷居城での大団円まで、八剣士の人物像を詳しく掘り下げて行けばとても四時間や五時間では収まらな…
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「ONE PIECE」ファンの若者、100人に一人で良いから演舞場においで!

 澤瀉屋!良い処に気が付いた。ワンピース・ファン(例えば映画の入場者数500万人の内)の100人に1人が来てくれて、そのうちの10人に1人が歌舞伎ファンになってくれたら、5千人のファンが増えると言う事です。 【歌舞伎版「ONE PIECE」 猿之助さん主演で来秋】(朝日新聞) 週刊少年ジャンプ連載の人気マンガ「ONE PIE…
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世界に誇れる「ファンタスティック歌舞伎」

日本が世界に誇れるものは数々あるのですが、歌舞伎もその一つだと思っています。歌舞伎の魅力を挙げろと言われれば、舞台芸術・所作・衣装・役者・舞台装置・歌舞伎音楽…、何を挙げてもピカ一なのですが、私が挙げたいのは物語です。 歌舞伎の発祥は、戦国時代から江戸期に遡ります。シェークスピアと同じ時期ですね。シェークスピアの中にも、結構不思議…
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歌舞伎「獨道中五十三驛」(新橋演舞場:夜)

 雨の中・・・、行ってきました演舞場・・・  東海道五十三次を、所謂「御家の重宝」を求めながら、更に仇討話も織り混ぜながらの・・・「ロードムービー」。  私は、2009年に右近さんの主演で見たので2回目なのですが、相変わらずの「誰がだれやら」「何がないにやら」の連続・・・、「とっ散らかった脚本が許せない!」と言う人に…
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N.Y.の「怪談 乳房榎」(WOWOW)

2014年7月にNY・リンカーンセンター・フェスティバルで上演された「怪談 乳房榎」です。  勘三郎さんが行った2回のニューヨーク公演と比べて、本編は原作に忠実に、海外公演らしさは幕間(まくあい)で・・・、と云う、メリハリの効いた良い舞台でした。  (幕間で、客席に雨合羽を配る時の「キープ・ユア・プラダ」には笑えました) …
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7月大歌舞伎「修善寺物語」など

 7月大歌舞伎夜は、先ず澤瀉屋の右近丈の「悪太郎」で開幕。猿翁十八種の一つ「悪太郎」は澤瀉屋の芸である。当代の猿之助さんが立つまで、病気療養中で親方を欠いた澤瀉屋を率いていたのは、右近さんだった。流石に踊りの達人、可笑しみに満ちたこの演目を、豪快に、老獪に、楽しげに演じる。通常、時代物・踊り・世話物の配置が一般的だが、この後に控える二つ…
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歌舞伎「天守物語」

日本語が美しいのか?大和屋が美しいのか?恐らく、美しい日本語がうつくしいひとの口から発せられと、ひとしおなのであろう。 白鷺の天守の上から、人間を見下していた富姫が、涼やかな若侍に出逢い、一発で「堕」ちてしまう。冷たい魔性の女が「帰したくない」と、すがる。その魔性の女が坂東玉三郎である以上は、「彼女」を落とした男は、…
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美しい日本語を聞きに歌舞伎座へ

今月の歌舞伎座、夜の部は泉鏡花の「天守物語」です。有り体に言えば「魔性の女の純愛物語」です。 姫路城の天守に巣くう怪異の女と侍の恋!そのもののけ・富姫を当代に並ぶもののない女形の至宝・ 坂東玉三郎さん、富姫と恋に落ちる若侍 ・姫川図書之助にこれまた当代随一(市)川の海老蔵さん、とくれば・・・、行かなければなりません。  鏡花…
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演出は良いが・・・「壽三升景清」

新春花形歌舞伎:新橋演舞場「壽三升景清」です。 演舞場は昼・夜共にこの外題です。成田屋が八面六臂の大活躍!お正月らしい、素敵な演目を用意してくれました。  何せ、一つの舞台で歌舞伎十八番の四つが楽しめると云う「お年玉」・・・、序幕から力が入ります。  結論は、「演出は良いが、脚本にはもう一工夫!」と言った処です。  …
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若成田の挑戦!「 壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)」

 海老蔵さんの正月公演は、演舞場で 壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)です。  この狂言は、歌舞伎十八番の内の所謂「景清もの」と言われる「景清」「関羽」「鎌髭」「解脱」の四つの演目を纏めたもので、当に「一粒で四度美味しい」内容になっています。  成田屋の親方を失って迎える新春・・・、普通の家なら喪中であるはずが、芸の道にある…
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柳家花緑「中村仲蔵」

家禄さんの「中村仲蔵」です。  流石に若いだけあって、歌舞伎の世界の事や、仲蔵の心理描写を分かりやすく解きながら、落語も歌舞伎もそれ程・・・、と言う人にも受け入れらて貰える工夫が有って良かったです。  この噺を聞くとき、上手い噺家がやると、何故か海老蔵さんの定九郎が目の前に浮かんで来ます。この時ほど、落語も歌舞伎も好きで良か…
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9月花形歌舞伎「陰陽師」

9月の歌舞伎座は、新開場杮葺落花形歌舞伎:夜の部は「陰陽師」です。 原作は夢枕獏さん。全くの新作歌舞伎です。 【筋立て】 物語は、親皇を名乗り、朝廷に弓引いた平将門の怨霊V.S.陰陽師:安倍晴明の戦いです。  とは言うものの、本当の「国崩し(歌舞伎の悪役の中では、最上級の敵役=例えば、仁木弾正や松永大膳…
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新歌舞伎座で「花形」歌舞伎

歌舞伎興行では、若手の役者さんの芝居が、所謂「松竹大歌舞伎」とは区別して、「花形歌舞伎」と銘打って掛けられます。  9月は新しい歌舞伎座で「花形歌舞伎」です。  特に、夜の部は人気小説家 夢枕獏さん原作の、新作「陰陽師」です。行かなくちゃ!です。 【配役】 安倍晴明     染五郎 平将門      海老蔵 興世…
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映画「わが心の歌舞伎座」

市川團十郎 尾上菊五郎 片岡仁左衛門 坂田藤十郎 中村勘三郎 中村吉右衛門 中村芝翫 中村富十郎 中村梅玉、坂東玉三郎、松本幸四郎  以上11人の役者さんが次々に歌舞伎座への思い出をお話ししている映画です。  特に、芝翫さん、富十郎さん、團十郎さん、勘三郎さんのお話しには胸のつまる思いが致しました。  11人のうちに、こん…
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映画「八日目の蝉」

◎優しかった「母親」は、誘拐犯だった。  4歳まで、慎ましいならがも幸せな生活を続けていた母子家庭・・・、実は、不倫相手から奪った子供と誘拐犯の「関係」だった!  突然、「母親」を奪われた(誘拐犯の逮捕で)恵理菜は、新しい(本当の)家庭生活に馴染めないまま成長して行く・・・  そして、恵理菜は「薫」(誘拐されていた時の名前…
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中の中まで「金丸座」

通称、金毘羅歌舞伎と言われる「金丸座」・・・芝居の無い日は、中の中まで見る事が出来ます。 ※写真をクリックすると、大きくなります。 ☆先ず全景です ☆大向こうから舞台を見ました ☆舞台から客席を見ました ☆所謂「花道七三」からの眺め・・・、「扁額」が掛かった下が、VIP席だったので、この位置で先ず挨拶替わりのお…
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二つの勧進帳

 衛星劇場・・・今月の目玉は、成田屋と高麗屋が弁慶と富樫を交代で演じた10月の演舞場の舞台です。  ・・・こんな事になる前からの企画でした。  どちらも素晴らしい舞台すね。舌鋒鋭い幸四郎さんと、目力抜群の團十郎さん・・・、もう、見られないかと思うと、本当に残念です。  2日と28日にも放送があります。 もし、衛星劇場に韓…
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